デジモノローグ

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Magic Mouseの慣性スクロールをターミナルで有効にするコツ

コツも何も例のコマンドをコピペしてマウスの電源入れ直すなりしたらすんなり有効に出来たよ、という人は読まなくていいだろう。OSがSnow Leopardで最初から慣性スクロールの項目がある人は当然不要だ。
Mac OS 10.5.8以降10.6未満、Wireless Mouse Software Update 1.0をインストールした状態で慣性スクロールを有効にさせる方法、について昨日書いた。が、やってみるとすんなりと出来なかった。
ターミナルで入力してリターンを押した後の表示からして、失敗なのは明確だった。入力したコマンド関連のヘルプみたいなものが何行も出てきた。駄目元で、マウスの電源を入れ直したりログインし直したりマウス設定パネルのスクロールのチェックを一旦外して入れ直したり(★)と、コマンドを認識させる方法をどれも試したが駄目だった。

コマンドを見直してみた

ん?改行などさせなくて良かったんだぞ。これ一文だったんだ。元ネタが英文で見た目自動改行されていたのを改行のある文と勘違いして、わざわざ改行したものを貼り付けていた。
というわけで改めて「例の」コマンド。手入力で何度も試していたので、ほぼ覚えてしまったなあ。

defaults write com.apple.driver.AppleBluetoothMultitouch.mouse MouseMomentumScroll -bool true

コマンドをターミナルで入れる前の準備

そもそも普段触らないターミナルの使い方がよく分かっていなかった。とりあえず書かれたコマンドをただ入力しても、それに対して返事してもらえない。コマンドを入力しているディレクトリが違っている気がしていたが、その通りだったのだ。
これはお使いのマシンによって状況が違うと思う。ターミナルを開いてすぐ入力カーソルがあるのが、初めからトップディレクトリになっている場合があるかもしれない。
もしくは、ルートで入る、が裏方さんを触るときは暗黙の了解としてわざわざ書いていないのかもしれない。申し訳ないが、こういったことにあまり詳しくない。
私の場合、〜(半角のチルド)に続くユーザディレクトリ名が、入力カーソル直前に書かれていた。こんなディレクトリでコマンドしたところでどうにもならないようだと。システム的な設定は起動ドライブ直下のライブラリとかにあるみたいだし。で、トップディレクトリにさかのぼることにした。

cd ..

チェンジディレクトリ、スペース、ドット2つを入力後リターンで1階層上に行く。これを2度繰り返したら、それ以上表示が変わらなかったので頂上まで登ったようだ。ここで例のコマンドを入力し、リターン。
お、もうヘルプみたいな行が一つも出なかった。納得してくれたかのように特に何も言って来ずに、新しい行の頭で入力カーソルが点滅していた。
では、慣性スクロール(コマンド中にもある、モーメンタムスクロールとAppleのサイトには書かれていた)を認識させる★をやって。スクロールバーのあるウィンドウにマウスカーソルを持ってってクリック…滑った!
設定パネルに慣性スクロールの項目は増えないと書かれていた通りだったが、こうして滑らせることに成功した。実際縦長いページを見るのがいかに楽なことか。